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カテゴリー:新潟県

新潟県と昭和シェルの大規模太陽光発電所-続編

少し前だが日刊工業新聞サイトの8月5日記事「雪国メガソーラー、40日前倒しで年間の発電目標を達成-昭シェル・新潟県」から。

40日間前倒しで年間の目標発電量100万キロワット時を達成した新潟県東区にある大規模太陽光発電所(メガソーラー)。昭和シェル石油と新潟県が共同で運営する。降雪などの影響で日照時間が短い雪国では、太陽光発電は不向きとされてきたが、十分な発電量を確保できたという。太陽電池には昭和シェル子会社のソーラーフロンティア(東京都港区)が生産する銅・インジウム・セレン(CIS)薄膜太陽電池を使用した。積雪対策として、パネルに付いた雪を滑らせるために傾斜角度を通常より急な30度にしたほか、設置高さを地上1メートルに設計するなど工夫を施した。同発電所は、2010年8月31日に運転を始め、11年7月25日に年間100万キロワット時の発電目標に到達した。(C)日刊工業新聞

この新潟県と昭和シェルの共同事業のメガソーラーについては、大分前だがこのブログに2回書いた。2009年10月18日の「新潟の大規模太陽光発電所」と、2009年11月26日の記事「新潟県と昭和シェルの大規模太陽光発電所」だ。そこには、出力は1000キロワット、つまり1メガワットと、メガソーラーとしては小さめであること、太陽光パネルは雪国に適した仕様のものを使用すること、2010年9月かどうか石要諦であること、年間発電量は100万キロワット時を見込んでいること、という内容が書かれていた。

その大規模太陽光発電所は、今日引用の記事によれば2010年8月31日に稼動を開始し、少し前の7月25日に年間発電量の100万キロワットを達成した、とのことだ。これは予定より40日も前倒しということになる。

本日引用記事によれば、太陽光パネルは昭和シェル子会社のソーラーフロンティアが生産する、銅・インジウム・セレン(CIS)薄膜太陽電池による太陽光パネルだ。この会社のCIS太陽電池については、このブログで4月19日記事「CIS太陽電池の世界最大級工場」に書いた。このCIS太陽電池は、生産コストは安く済むが発電効率があまり良くない、しかし日陰でも効率があまり落ちない、という特徴の太陽電池だ。この最後の特徴が、雪国に向いている太陽電池、ということに繋がるのだろう。

また引用記事によれば、雪対策で傾斜角度を通常より多くし、また設置高を地上1メートルと高くする、ということも行った。これらがすべて功を奏して40日も早めに発電量目標達成となったのだろう。

このCIS太陽電池、発電効率が改善されれば、かなりの普及が予想できる。

小学校校舎に設置された太陽光発電

今日は新潟県胎内市の話題。読売新聞サイト新潟版の3月24日記事「胎内小にエコ新校舎」から。

太陽光パネル備え 雨水も利用

胎内市の市立柴橋小、本条小が統合されて4月に新設される胎内小学校(胎内市江上)の新校舎が完成し、22日、地域の住民らの見学会が開かれた。「エコスクール」をうたい、太陽光発電パネルを備えるなど環境に配慮した工夫がされている。

約3万5000平方メートルの敷地に、展望塔のある鉄筋3階建て校舎と体育館、全児童が一緒に食事ができる約500平方メートルの食堂などの施設が並ぶ。校舎内は天井から床まで木材が多用され、多目的スペースの壁などには県産杉も使われた。

今後、プールや生物のすみかとなるビオトープなどが整備される予定で、総事業費は25億9800万円。

太陽光発電パネルは計163枚が2階図書室の隣に並び、30キロ・ワットを発電し、学校の全消費電力の3分の1を賄う。教室には屋外の明るさによって自動的に調節される照明を導入し、節電する。

また、体育館の屋根に降った雨水は、トイレ用の水として取り込む。体育館には、緊急時用の毛布などが入った備蓄倉庫も設置され、災害時にも対応できる。
...(C)読売新聞

胎内(たいない)市は新潟県の北部にある人口3万2千人程度の市だ。新設される胎内小学校の新校舎が完成した。同小学校は"エコスクール"を謳い、環境に配慮した校舎、とのこと。

環境に配慮のメインは太陽光発電で、163枚の太陽光発電パネルで30キロワットの出力だ。通常の太陽光パネルは1枚0.2キロワットなので、163枚×0.2Kw≒33キロワットなので、計算上の数値と実際の30キロワットはほぼ同じことから、この太陽光発電パネルは通常のものであることがわかる。

この30キロワットの出力の太陽光発電電力で、学校の全消費電力の約1/3を賄うことができるそうだ。

この小学校の環境関連の特徴は、他には次のとおりだ。
・教室内は天井から床まで木材が多用。
・教室の照明の明るさは自動的に調節
・体育館の屋根に降った雨はトイレ用水として利用。
・体育館には緊急時用毛布などが格納された備蓄倉庫も設置。
・将来はビオトープも設置予定。

これだけの設備で総事業費は約26億円とのこと。半端な額ではない。これだけ設備の整った学校に通える児童は幸せだ。

新潟県のメガソーラー第二弾

このブログの昨年11月26日記事「新潟県と昭和シェルの大規模太陽光発電所」で、新潟県と昭和シェル石油が企画しているメガソーラーについて書いた。そのメガソーラーは出力1000キロワット、建設費7億円で、昭和シェル石油の新潟市内敷地に建設される。今日の話題は新潟県のメガソーラーの第2弾だ。2月15日の朝日新聞サイト記事「新潟県、メガ太陽光発電所建設-阿賀野市に第2弾」から引用する。

新潟県は大規模太陽光(メガソーラー)発電所を県営の東部産業団地(新潟県阿賀野市)に建設する。総事業費は約9億4000万円で、発電所の出力は1メガワット。年間発電量は905メガワット時、約300世帯の年間量に相当する。今年中にも建設に入る。

県企業局が主体で、発電した電力は特定規模電気事業者へ販売する。新エネルギー関連産業の育成に向けた「新潟版グリーンニューディール政策」の一環。県はすでに昭和シェル石油と、新潟市東区にメガソーラー発電所建設を計画しており、今回が第2弾となる。 (C)朝日新聞

今度は新潟県企業局が主体で運営するメガソーラーだ。出力は最初と同じ1000キロワット、建設費9億4000万円で、県営の東部産業団地(新潟県阿賀野市)に建設される。

最初のメガソーラーと今回の出力はどちらも1000キロワットだが、建設費が大幅に異なる。最初は7億円で、第2弾は9億4000万円ということは、同一出力にもかかわらず2億4000万円も建設費に開きがある、ということになる。これは非常に大きな問題だ。1キロワット当たりの建設費で考えると、最初のメガソーラーのほうが順当な価格のように思う。

この引用記事には、この第2弾メガソーラーがどのメーカーの太陽光発電パネルを使用するのか、どの会社が建設するのか書いていない。2億4000万円も安く建設することができるはずなのだから、この不明点を今後監視して行かなければならない。

新潟県と昭和シェルの大規模太陽光発電所

このブログの10月18日記事「新潟の大規模太陽光発電所」で、新潟県を昭和シェル石油が共同で大規模太陽光発電事業を行う計画を書いた。今日はその計画が本決定となった話題だ。東京新聞サイトの11月24日記事「雪国でも大規模太陽光発電 新潟県と昭和シェル石油」から一部を引用する。

新潟県の泉田裕彦知事と昭和シェル石油の新井純社長は24日、新潟市で記者会見し、同市に出力千キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。雪が降っても、積もらないよう工夫した発電パネルを使用する。

泉田知事は「雪国で太陽光発電は向かないというが、新しい技術を用い、ビジネスとしても成り立つことを期待したい」と話した。

昭和シェルによると、新潟市東区の同社敷地に建設し、2010年9月から発電開始の予定。商業用メガソーラーとしては日本初の稼働となる。年間発電量は、一般家庭約300世帯分に相当する100万キロワット時程度で、二酸化炭素(CO2)排出量で年間300トン程度の削減効果を見込む。

新潟県は冬季の日照時間が少ないが、雪の反射光などわずかな光でも発電できるパネルを約1万2500枚設置する。

建設費は7億円程度で、2分の1は社団法人新エネルギー導入促進協議会から補助を受け、残りを県と同社で負担する。(C)東京新聞

この引用記事に書いてあることは、前回のブログに書いた内容とほとんど同じだ。ただ、前回のブログではこのような計画があるという記事だったが、今回の記事は県知事と昭和シェル石油社長が記者会見でこの計画を発表、ということで、この計画が本決まりになったという点が前回ブログ記事と異なる。

この太陽光発電所の出力は1000キロワット、ということは1メガワットだ。確かにメガソーラーではあるがメガソーラーとしては一番規模が小さい。しかし、2010年9月稼動開始予定で、商用メガソーラーとしては日本初稼動とのことだ。

建設費は7億円程度、とのことだ。土地は昭和シェル石油敷地なのでこの金額は純粋な建設費だ。すると、出力は1000キロワットなので1000で割ると、1キロワット当たりの建設費は70万円、となる。これは家庭用の太陽光発電と同等な数値だ。たった1メガワットなのでスケールメリットが出にくいこと、また、雪国仕様の太陽光パネルを使用するので単価は高くなるので、この金額になるのだろう。

新潟の大規模太陽光発電所

今日は新潟の話題だ。少し古いが、日本海新聞サイトの9月30日記事「新潟に大規模太陽光発電所 雪国対応のパネル設置」から。

新潟県は30日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設の支援事業で、公募の結果、昭和シェル石油を選定したと発表した。同社は新潟市に出力千キロワットのメガソーラーを建設し、10年9月の発電開始を目指す。

新潟県は積雪地帯で冬は日照時間が短く、太陽光発電に不向きとされているが、降り積もった雪が落ちやすいように表面を工夫し、わずかな光で発電できるパネルを設置する。

県によると、建設費は7億円程度。2分の1は社団法人新エネルギー導入促進協議会からの補助金を見込み、残りは県と同社で負担する。設備は同社が所有し、東北電力などへの売電を視野に入れる。

建設予定地は新潟市東区の昭和シェル石油所有地で、発電パネル約1万2500枚や変圧器などを設置する。年間発電量は100万キロワット時程度で、一般家庭約300世帯分に相当する。(C)日本海新聞

このニュースの重要なポイントは2つだ。ひとつは、新潟県が主体になって大規模な太陽光発電所を建設しようとしている、ということだ。いままで、大規模太陽光発電所(メガソーラー)は電力会社が建設してきた。県が主体となってパートナー企業と合弁で大規模太陽光発電所を作る、という話は珍しい。

もうひとつのポイントは、パートナー企業の昭和シェル石油の太陽光発電パネルの特徴だ。「新潟県は積雪地帯で冬は日照時間が短く、太陽光発電に不向きとされているが、降り積もった雪が落ちやすいように表面を工夫し、わずかな光で発電できるパネルを設置する。」とのこと。なるほど、雪国用に降り積もった雪が落ちやすい太陽光パネル、という発想があったのか。恐らく表面に特殊なコーティングをしているものと想像する。また、太陽光パネルの設置角度にも工夫があるに違いない。

という、新潟の話題だった。

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