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カテゴリー:大阪府

工場の太陽光発電の効果

このブログの4月5日記事「工場に太陽光発電」に、大阪府八尾市のレザックという会社の工場屋根に出力60キロワットの太陽光発電設備が設置され、これは東部大阪府では最大規模、という話題を書いた。今日はその続編となる。朝日新聞サイトの9月6日付けの日刊工業新聞記事「レザック、本社工場の屋上に発電システム-太陽光で電力20%カバー」から一部を引用する。

太陽光発電で工場電力の20%弱をカバー―。レザック(大阪府八尾市...)は、抜き型用自動加工機を製造する本社工場で2月に設けた発電容量60キロワットの太陽光発電システムの節電効果を調べた。月単位で関西電力の使用電力量や太陽光発電量などを集計。その結果2―7月度の検針期間に工場で使った電力量の16―24%を太陽光で賄えたことが分かった。

...太陽光発電の電力は工場の照明や生産設備などに利用する一方、休日の余剰電力は売電する。「コスト節約効果は売電分を含め年間170万円程度」(柳本社長)と試算する。

ただ、「太陽光発電は天候に左右され、曇天になると出力はすぐ5分の1ほどに減る。安定的に使うには蓄電池システムが必要」(同)と指摘。「まず1年間は記録をとり効果を検証し、機械稼働率との関連も調べたい」(同)と、太陽光発電を最適活用できるモノづくりを進める。(C)日刊工業新聞社

同社は2月に太陽光発電設備を設置してからの統計をまとめた。それによると、2~7月度は工場の電力使用量の16~24%を太陽光発電でまかなうことができた。この数字から試算すると、太陽光発電によるコスト節約効果は、売電を含めて年間170万円程度、とのことだ。この設備には総費用4500万円かかっているので、元を取るには約26年程度かかってしまうことになる。想像するより効果が無いように思う。これは、先のブログ記事にも書いたとおり、設置費用4500万円が高価過ぎることが大きな原因だろう。

また実際に使用すると、出力は天候に左右されしてしまい曇天になると出力はすぐに1/5ほどに減ってしまう、ということがわかったそうで、この出力変動は重要な情報だ。そこで同社は、蓄電システムが必要との結論に達しているそうだ。蓄電システムはまだ非常に高価だが、それを導入してまで太陽光エネルギーを最大限利用したいという同社の意欲には感服する。

太陽光発電と風力発電を組み合わせた照明灯

太陽光発電と風力発電を組み合わせて半永久的に発電するユニークな機器の話題だ。朝日新聞サイトの7月5日付けの日刊工業新聞記事「コムターズ、風力と太陽光融合したLED照明灯を開発」から一部を引用する。

コムターズ(大阪府枚方市...)は、風力発電と太陽光発電を組み合わせたハイブリッド型の発光ダイオード(LED)照明灯を開発した。発電出力300ワット、同500ワット、同1キロワット、同1・5キロワットの4種類を用意した。発電出力に応じて1週間から1カ月間の無発電点灯を可能にした。東日本大震災のような災害時の非常用電源としても使用できる。

太陽光と風力で半永久的に発電する。価格は同300ワットの場合に250万円からで、近く受注を始める。公園や橋梁の歩車道、学校や駐車場、広域避難場所への設置を提案する。2011年度に100台、12年度に500台の受注を目指す。

交流(AC)100ボルトのコンセントを標準装備した。被災地で停電が長引いた状況を踏まえ、バッテリーを取り外して持ち運べるようにした。標準バッテリーは鉛蓄電池だが、リチウムイオン二次電池に切り替えられるように開発を続ける。
...(C)日刊工業新聞

この製品は、太陽光発電と風力発電を組み合わせたLED照明灯。出力は、300ワット、500ワット、1キロワット、1.5キロワットの4種類の製品がある。出力によって異なるが、1週間から1ヶ月の無発電点灯が可能、とのことだ。この期間に日照と風力がずっとゼロは考えられないので、記事のとおり半永久的な発電・点灯が可能ということだ。

主な想定用途は、公共場所への設置。そのため、100ボルトのAC出力コンセントも装備してある。緊急時にはその出力が役に立つだろう。

もちろん、日照も風力もゼロとなる瞬間はあるだろうから、蓄電池は内臓してある。現在は鉛蓄電池だが、将来はリチウムイオン蓄電池に切り替えられるようにする、とのことだ。

ただ、価格は安くはない。一番出力の小さな300ワットのタイプで250万円から、という価格設定だ。ただ、公共場所での半永久的発電による照明灯は、震災を受けて根強い需要があると思われる。

工場に太陽光発電

少々前の記事だが、朝日新聞サイトの3月18日付の日刊工業新聞記事「レザック、本社工場に太陽光発電システム導入」から一部を引用する。

レザック(大阪府八尾市...)は、本社工場に発電容量60キロワットの太陽光発電システムを導入し、17日公開した。屋上全面に312枚の太陽電池モジュールを並べており、中小製造業が集積する東部大阪地区では最大級の発電規模になるという。投資額は約4500万円。

今回の発電システムの稼働で、抜き型用自動加工機を製造する本社工場の使用電力の一部(主に照明用途)を賄い、余剰電力は売電する。...

大阪府のレザック社の本社工場屋根に、60キロワットの太陽光発電設備が設置された、という話題だ。このシステムは東大阪地区では最大規模、とのこと。

さらに詳細な情報を調べたところ、レザックのホームページに本社工場の屋上に太陽光発電設備を設置というニュースがあった。

それによると、太陽光パネル1枚の出力は0.205kWで、パネルは312枚なので計63.96kWの最大出力、とのことだ。また上記ページ中には、工場の屋根に敷き詰められた太陽光パネルの画像もある。それを見ると、エアコン室外機のすぐ前にパネルが何枚もある。高温で能率の下がる太陽光発電パネルにとってはベストの配置場所ではないようだ。

上記新聞記事によると、生成した電力の主な用途は照明だ。そして余剰電力は売電する。

また記事によれば、設置費用は約4500万円とのこと。割り算をすると、1キロワット当たりの設置費用は約71万円となる。家庭用の太陽光発電システムの設置単価とは単純に比較はできないが、もし家庭用太陽光発電ならほぼ上限の価格とも言える(つまり高い)。

ソーラー電動車椅子を開発

毎日新聞サイト大阪版の6月21日記事「ソーラー電動車椅子:お日さまが押す車椅子 大阪・住之江の団体製作」から。

太陽電池を動力源の一部にして動く「ソーラー電動車椅子」を、障害者支援などを行う「住之江区自立支援協議会」(大阪市住之江区)が中心となって独自に開発した。

使われなくなった電動車椅子を譲り受けるなどして製作。本体上部に付けた太陽光発電パネルから得た電力が動力を補助する。日光の下で30時間充電すれば、1日分の動力源になるという。

製作者の一人、伊原誠一さん(49)は「ソーラー電動車椅子をきっかけに福祉に関心を持ってもらえれば」と話す。7月1~15日、住之江区役所で展示される。(C)毎日新聞

太陽電池を利用したさまざな機器が開発されているが、今日の話題はソーラー電動車椅子だ。本体上部に太陽光パネルを取り付け、日光下の30時間の充電で1日分の動力になる、とのことだ。

太陽電池のサイズや蓄電池の容量を知りたいが、この引用記事には情報はない。このソーラー電動車椅子を開発したのは、大阪の住之江区自立支援協議会という組織だ。この住之江区自立支援協議会のホームページを見る限りでは、この団体の構成メンバーは、相談支援事業者・日中活動事業所・ヘルパー事業所・就労支援センター・学校・地域ネットワーク委員会・民生委員・大学の先生・医療機関・社会福祉協議会・保健福祉センターなど、とのことなのでかなり幅広いメンバーだ。しかしこのホームページを見ても、このユニークなソーラー電動車椅子の記事を見つけることができなかったことは大変残念だ。

吹田駅前の商店街に設置された太陽光パネル

大阪府吹田市の話題。少し前だが3月9日の読売新聞サイト記事「吹田の3商店街 エコ化…太陽光発電やミスト冷房 3月末から」から一部を引用する。

節電効果・年110万円見込む

JR吹田駅前(大阪府吹田市)の3商店街が3月末、太陽光パネルやドライ型ミスト装置などを設置する。二酸化炭素(CO2)排出量削減を目指し、年間約110万円の節電効果を見込んでおり、発電電力の売却益を基金として積み立て、エコポイント制度など環境に配慮した取り組みを展開。〈エコ商店街〉としてPRする。
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旭通商店街では支柱を立て、約300枚の太陽光パネル(40キロ・ワット)をアーケードを覆う形で設置。年間発電量は4万キロ・ワットに上る。

ドライ型ミストは、旭通、錦通の2商店街に整備。アーケード下の天井部分(全長約1キロ)にノズルを設置して7~9月、午前11時~午後5時に稼働させる。使用時の電気・水道代は、各店舗が冷房の設定温度を上げることで相殺され、コスト削減につながるという。
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同協議会は、こうした取り組みで年間CO2削減量を計約28トンと推定。設置費約1億3000万円は、国の臨時交付金を充てる。また、太陽光パネルによる電力を電力会社に売却して基金に積み立て、エコポイント制度創設やアーケード緑化、足湯による健康イベントなどを検討。同協議会は「この取り組みを市全体に広げ、吹田を『エコの街』として全国に発信していきたい」とする。(C)読売新聞

吹田駅前の3商店街が環境に配慮した取り組みを行っている。その一つ、旭通商店街ではアーケードに太陽光発電システムを設置した。約300枚のパネルで40キロワットの出力、とのことだ。ということは、太陽光発電パネル1枚当たりの出力は、40÷300 ≒ 0.13キロワットとなる。通常の太陽光パネルの出力は0.2キロワットなので、通常の約65%の出力、ということになる。これは恐らく、変換効率は若干落ちるが価格の安いタイプ、たとえば薄膜シリコンタイプの太陽光発電パネルを使用しているのだろう。薄膜シリコン型は通常の約2/3の変換効率なので、計算は合う。

この太陽光発電システムによる売電益は、基金として積み立て、将来はエコポイント制度創設やアーケード緑化などを考えているそうだ。

また他の商店街ではドライミストを設置。これにより冷房設定温度を上げることができ、コスト削減に繋がるそうだ。この吹田駅前商店街は、将来は吹田を『エコの街』として全国に発信していきたい、という意気込みでこれらエコ活動を行っているそうだ。

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