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茅ヶ崎市の市民立太陽光発電所

2009年10月23日(金)

神奈川県茅ヶ崎市の話題。少々前の話題だが珍しい事例なので紹介する。神奈川新聞サイト6月16日記事「市民主導で太陽光発電所設置へ/茅ケ崎」から。

茅ケ崎市の市民団体「ちがさき自然エネルギーネットワーク」が7月、市内初となる市民立太陽光発電施設を茅ケ崎市民活動サポートセンター(同市茅ケ崎)の屋根に設置する。市内には小中学校など、市などが主体となって設置した太陽光発電施設は数カ所あるが、市民主導の設置は今回が初。同センターは市所管のため、市から屋根の目的外使用許可を得た。

同ネットワークは、市内で太陽光をはじめ、自然エネルギーの普及啓発に取り組んでいる。市民の力でつくる発電施設の開設は、1999年の発足当初から10年来の夢だったという。

待望の1号機は同センターの屋根に縦4・3メートル、横15メートル、発電量7・77キロワットの太陽光パネルを設置。年間約8060キロワット時の発電が見込め、同センターの年間使用電気量約2万3千キロワット時の35%近くを占めるという。

約580万円の設置費用のうち、85%は広域関東圏産業活性化センター(GIAC)の「グリーン電力基金」の助成金を充当。残りは、同ネットワーク設置の「マイナス6%基金」に寄せられた市民からの寄付で賄った。

今後、同ネットワークは1号機の発電で一年間に得られる電気料金約18万5千円を太陽光発電施設の設置にも活用できる「市ふるさと基金」に寄付し、2号機、3号機の増設につなげていく予定だという。

7月5日には一号機の点灯式を実施...(C)神奈川新聞

市民団体が太陽光発電システムを設置した、という大変珍しい事例だ。ちがさき自然エネルギーネットワークは、「環境教育・自然(再生可能)エネルギー・小エネルギー普及啓発活動」などを活動の中心とする市民団体のようだ。活動拠点は茅ケ崎市民活動サポートセンターで、その屋根に太陽光発電システムを設置した、とのこと。

その太陽光発電システムの出力は7.77キロワットというから、一般家庭2軒分のシステムだ。年間発電量は8060キロワット時を想定している。この数字は順当だ。そしてその発電量は、設置されている茅ケ崎市民活動サポートセンターの年間使用電力の35%程度、とのこと。

設置費用は580万円。ということは、1キロワット当たりの設置費用単価は、580万円÷7.77Kw ≒ 75万円だ。最近の価格としては若干高めかもしれないが、設置場所の屋根が平なら傾斜を付けるフレームの設置に費用がかかったのだろうか。

ちなみに設置費用の85%は「グリーン電力基金」の助成金、残りは市民の寄付、とのこと。市民の寄付は15%だから87万円となる。太陽光発電システム設置のためにこれだけの寄付金が集まった、ということは、茅ヶ崎市民のエコに対する意識は高い、ということだろう。

なお上記記事には7月5日に点灯式とあるが、それについては同ネットワークの市民立太陽光発電所 完成イベント 点灯式のご案内に詳述されている。

このような市民活動による太陽光発電所設置は、そう数は多くは無いとは思うが、今後全国で続くことを期待したい。


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