太陽光発電や複数のエコ技術の下関海陸運送本社ビル

太陽光発電や複数のエコ技術のビル

2010年05月14日(金)

朝日新聞サイト山口版の5月11日記事「下関海陸運送の本社ビル」から一部を引用する。

太陽光発電システム、屋上緑化芝生、外熱遮断塗装、風力発電システム……。あらゆるエコ技術を取り入れたビルが、下関市にある。運送会社「下関海陸運送」(米田英治社長)の本社ビルだ。

ビルは2008年10月に完成した。
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◆省エネ技術、建物全体に

ビルは鉄筋コンクリート5階建て、延べ床面積は約2300平方メートル。屋上の半分を使い太陽光発電システムを設置した。縦約4メートル、横約9メートルの太陽光パネル2セットが年間約1万キロワットの電力を生み出し、ビル全体の電力使用量の1割ほどを補う。屋上の残り半分には芝生やパンジー、オリーブの木を植えた。直下の部屋は夏場でも涼しさを感じるという。

また、建物外壁の内側に外熱遮断の塗装をし、夏場は断熱、冬場は保温が効くようにした。こうした技術により、同社では年間約41トンのCO2削減効果があると試算。スギの木約2900本が年間に吸収するCO2の量に相当するという。

県によると、建物全体に複合的に省エネ技術を取り入れたビルは県内でも珍しく、昨年10月にはこうした取り組みが評価され、地球温暖化対策優良事業所として県知事賞を受賞した。
...(C)朝日新聞

この引用記事は「エコ活」という連載物のようだ。そのため、最新ニュースではなく2008年10月という少し前に竣工したビルが話題になっているようだ。さてその下関海陸運送(株)の本社ビルは様々なエコ技術を取り入れたビルだ。

このビルの屋上の半分に太陽光発電パネルが設置されている。その太陽光パネルは、4メートル×9メートルが2セット、とのことだから、太陽光パネルの面積は、4m×9m×2セット = 72平方メートルとなる。その面積のパネルで年間1万キロワット時の発電量を見込んでいる、とのことだ。(記事では1万キロワットとなっているが、正しくは1万キロワット時、と単位が異なる。)年間1万キロワット時の発電量、ということは、この太陽光発電システムの出力は10キロワット程度と予想される。

ここで太陽光パネル面積を元に太陽光パネルの種類を検討する。もしこの太陽光発電パネルが通常のタイプなら、1枚1.5平方メートルで0.2キロワットの発電量となる。そこで、その仮定で発電量を計算すると、72平方メートル ÷ 1.5平方メートル × 0.2キロワット = 9.6キロワット となる。これは先の推定とほぼ一致する。ということで、この太陽光パネルの太陽電池は通常のシリコン結晶型太陽電池と予想される。

なおこのビルは、その屋上の残り半分を緑化し、また外壁に熱遮断塗装を行うなど、複数のエコ技術を使用した。その成果は、年間41トンの二酸化炭素削減効果とのことだ。このようなビルは今後一般的になるだろう。


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