淡路市役所に無料の急速充電器が設置

淡路市役所に無料の急速充電器

2011年04月26日(火)

今日は淡路市の話題。読売新聞サイトの4月21日記事「淡路市役所 急速充電、一般に無料開放」から一部を引用する。

東日本大震災でエネルギーへの関心が高まる中、淡路市役所で20日、電気自動車を急速充電できる設備の一般開放が始まった。県と市が昨年設置した太陽光発電施設の電力を使い、無料で利用できる。淡路島内では一般利用できる充電設備はまだ少なく、県と市は「電気自動車普及の弾みにして、環境に優しい島をPRしたい」としている。

県は昨年度の事業で、同市役所と淡路夢舞台の駐車場、養父市の道の駅など5か所に計約1500万円で急速充電器を設置した。ほかの場所では1回約200円の利用料が必要だが、淡路市役所では、近くの太陽光発電施設「あわじメガソーラー1(ワン)」の電気が使えることなどから、当面は無料とした。

希望者は15分と30分のいずれかを市管財課で申請し、タッチパネルで指定して充電する。緊急時を除き、営業車などの利用はできない。

急速充電器(高さ1・6メートル、幅80センチ、奥行き70センチ)は市役所本庁舎駐車場に設置。普通充電器では8時間かかるところを、30分の充電で普通乗用車で約120キロ、軽乗用車で約80キロ走行できるという。利用時間は平日の午前8時30分~午後5時15分。

     ◇

県水大気課によると、県内で一般利用できる急速充電器は、県設置分を含め、自動車販売店など10か所にある。県は今年度、宿泊施設など55か所に普通充電器を設置するほか、企業などが設置する場合の補助も設ける。淡路市も市の事務所1、2か所に充電器を設置する予定で、「市内の充電器の普及状況を見ながら、有料化も検討したい」としている。(C)読売新聞

環境にやさしい電気自動車の普及のためには、急速充電器が街中に多数設置されていなければならない。そのため各自治体は、公的施設への設置を進め、また補助金で急速充電器設置を推進している。淡路市では、市役所本庁舎の駐車場に急速充電器を設置し、それを無料で開放した。画像のとおりだ。

この急速充電器は、通常の充電に8時間かかるところ、30分の充電で普通車なら約120キロ走る電力を充電できる。なお無料のため、営業車の利用は駄目、とのことだ。また残念なことに、利用時間は市庁舎が開いている平日日中に限られる。

淡路市が他の場所に設置した急速充電器は有料で、1回約200円の費用がかかる。しかし今回の市役所設置の急速充電器が無料なのは、その電力が淡路市のメガソーラー「あわじメガソーラー1(ワン)」で作られた電力だからだ。その淡路市のメガソーラーについては、このブログでも昨年2010年4月5日記事「淡路市の太陽光発電設備」でも紹介した。その太陽光発電設備は出力1000キロワットで、まさにメガソーラーだ。

なお兵庫県によると、県は今年度に55箇所に充電器を設置する、とのことだ。

今回の東日本大震災でガソリンが被災地のみならず全国的に大変不足した。これは流通や買占めの問題ではなく、政治の責任だった。もっと早く、大量に備蓄分を放出すべきだったし、被災地へは自衛隊が空輸すべきだったろう。それはさておき、今回のガソリン不足で、電気自動車への買い替えを考えた人も多いと思う。確かに電気自動車はガソリン車と比べると二酸化炭素排出の観点から圧倒的に環境にやさしい。しかし、当たり前のことだが充電には電力が必要だ。電気自動車が普及すると、現在の電力使用量に加え、電気自動車の充電のための電力も上乗せしなければならない。そうなると、ただでさえ電力が不足している昨今、今は息をひそめている原発推進派が息を吹き返す心配がある。電気自動車の普及は必須だが、太陽光などの自然エネルギーによる電力の伸長とバランスをとっての普及が望まれる。


QLOOK ANALYTICS