レザック工場の太陽光発電の効果は年170万円程度

工場の太陽光発電の効果

2011年09月06日(火)

このブログの4月5日記事「工場に太陽光発電」に、大阪府八尾市のレザックという会社の工場屋根に出力60キロワットの太陽光発電設備が設置され、これは東部大阪府では最大規模、という話題を書いた。今日はその続編となる。朝日新聞サイトの9月6日付けの日刊工業新聞記事「レザック、本社工場の屋上に発電システム-太陽光で電力20%カバー」から一部を引用する。

太陽光発電で工場電力の20%弱をカバー―。レザック(大阪府八尾市...)は、抜き型用自動加工機を製造する本社工場で2月に設けた発電容量60キロワットの太陽光発電システムの節電効果を調べた。月単位で関西電力の使用電力量や太陽光発電量などを集計。その結果2―7月度の検針期間に工場で使った電力量の16―24%を太陽光で賄えたことが分かった。

...太陽光発電の電力は工場の照明や生産設備などに利用する一方、休日の余剰電力は売電する。「コスト節約効果は売電分を含め年間170万円程度」(柳本社長)と試算する。

ただ、「太陽光発電は天候に左右され、曇天になると出力はすぐ5分の1ほどに減る。安定的に使うには蓄電池システムが必要」(同)と指摘。「まず1年間は記録をとり効果を検証し、機械稼働率との関連も調べたい」(同)と、太陽光発電を最適活用できるモノづくりを進める。(C)日刊工業新聞社

同社は2月に太陽光発電設備を設置してからの統計をまとめた。それによると、2~7月度は工場の電力使用量の16~24%を太陽光発電でまかなうことができた。この数字から試算すると、太陽光発電によるコスト節約効果は、売電を含めて年間170万円程度、とのことだ。この設備には総費用4500万円かかっているので、元を取るには約26年程度かかってしまうことになる。想像するより効果が無いように思う。これは、先のブログ記事にも書いたとおり、設置費用4500万円が高価過ぎることが大きな原因だろう。

また実際に使用すると、出力は天候に左右されしてしまい曇天になると出力はすぐに1/5ほどに減ってしまう、ということがわかったそうで、この出力変動は重要な情報だ。そこで同社は、蓄電システムが必要との結論に達しているそうだ。蓄電システムはまだ非常に高価だが、それを導入してまで太陽光エネルギーを最大限利用したいという同社の意欲には感服する。


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