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藤沢市は全小中学校に太陽光発電システム設置

2009年11月22日(日)

神奈川県藤沢市の話題。11月20日の朝日新聞サイト神奈川版記事「太陽光発電で学校明るく 藤沢市、全小中学に 神奈川県内で初」から。

藤沢市は18日、市立の34小学校と19中学校、市立白浜養護学校にそれぞれ19キロワットの太陽光発電設備を設置すると発表した。残る市立の1小学校は改築して30キロワットの設備をつくる予定で、市立校すべてに配備する。国の補助制度を活用する。全校にできるのは県内初だという。

市教委によると、54校分の予算13億5千万円を12月の補正予算に計上、来年度に順次、工事を終える。

約200平方メートル分のパネルを屋上などに設置することで、20教室分ほどの電力がまかなえる。蓄電装置があり、休み中の余剰分を売ったり、災害時に活用したりする。 これまで、市立の6小中学校に3キロワットの設備があった。自・公政権時代の補正予算に盛り込まれた二つの制度で85%を国が補助する。政権交代後の見直しには含まれなかった。 (C)朝日新聞

藤沢市は市立の全小学校・中学校・養護学校に太陽光発電システムを設置する。各システムの規模は、出力19キロワット、とのこと。19キロワットということは、一般家庭5軒分程度だ。学校に設置するには充分な出力か。この出力で、20教室分の電力が賄えるそうだ。

この54校分の予算は、13億5千万円とのことだ。出力19キロワット、54校で計算してみる。このシステムが一般家庭用システムと同等と仮定すると、1キロワット当たり設置単価は高めに見て70万円。すると、70万円×19キロワット×54校 ≒ 7億2千万円となる。予算はこの倍ということだ。もちろんシステムが大きくなると、パワーコンディショナーなど周辺機器が高くなるとは予想できるが、ちょっと高すぎる。そこで記事を良く見ると、「蓄電装置」も設置、と書いてあった。

この蓄電装置で、災害時の活用を図るそうだ。蓄電装置は結構高価だ。そして一定期間ごとに機器を交換しなければならずその費用も馬鹿にならない金額だ。その交換費用は今回の予算には入っていないと想像する。ただ、蓄電装置があったとしても、予算が倍になるのだろうか。あと考えられるのは、学校の屋根は通常、水平陸屋根なので、太陽光パネルに傾斜をつけて設置するための架台設置に費用がかかるのか、とも考えられる。それでもこの価格は高すぎるのではないか。

この設置は、国が85%を補助するのだそうだ。なるほど、ほとんど誰も自分の懐は痛まないわけだ。どの業者が設置を請け負うのかわからないが、「談合」という言葉が頭をよぎった。

この金額は予算なので、安く設置できればそれに越したことはないはずだ。ただ役人さんの習性として、予算はキッチリ使わなければならないと思い込んでいる、ということが問題だ。もし安く出来てしまうと、翌年から予算が減らされるのは必定なので、きっちり使うのだ。この考えから脱却するには、安く予算執行できた担当者を昇格するようにすればよいのではないだろうか。と、話はお役所批判になってしまった。


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