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熊本県の太陽光発電設置補助金

2010年02月23日(火)

朝日新聞サイトの熊本版2月20日付記事「3年連続減/新年度県の当初予算案」にある太陽光発電関連の2010年度予算は次のとおりだ。

●太陽光発電など「夢」事業18億円

厳しい財政の中、県は「くまもとの夢づくり推進枠」に一般財源で前年度の倍の18億円を確保。蒲島郁夫知事が重視する分野に配分する。
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商工業では、ソーラーパーク推進事業に5億7400万円を計上し、一般住宅と事業所に太陽光発電施設の設置費用を支援する。家庭にソーラーパネルを設置する場合は上限10万円まで助成し、県内企業のソーラーパネル設置には1千万円、それ以外は300万円を支給する。一般住宅の太陽光発電普及率を全国1位にし、事業所の県内発電容量を倍増させるのが目標だ。(C)朝日新聞

熊本県は次の目標を持っている。
(1)一般住宅の太陽光発電普及率を全国1位にする。
(2)事業所の県内発電容量を倍増

特に(1)は大変大きな目標で大変結構なのだが、いままで熊本県の県レベルの太陽光発電設置補助金は企業向けのみで、一般住宅向けの補助金はなかった。それを、2010年度は一般住宅向けに上限10万円の太陽光発電設置補助金制度を導入する、とのことだ。県レベルの一般住宅向けの太陽光設置補助金としては平均よりは少し下の金額、といった感じだが、少なくとも上記目標へ向けて動き出している、といったところか。

企業向けの2010年度の太陽光発電設置補助金は、県内企業は1000万円、それ以外は300万円、とのことだ。しかしこれは2009年度からは後退している。2009年度は、もう締め切りは過ぎているが、次の内容だ。

・ 補助率 補助対象経費の1/4以内
・ 補助限度額 1,000万円
・ 特例要件 以下の要件に該当する場合は、補助率を1/3以内、限度額を3,000万円に拡充します。
  (1)県内製の太陽光パネルを設置した場合
  (2)熊本県中小企業振興条例の基本理念に則り、設置事業所等が、県内の中小企業を直接の工事の発注先とする場合
・ 補助率上限 他の補助制度との併用も可能としますが、県と合わせた合計の補助率は、2/3を上限とします。

つまり県外企業については、2009年度は条件が合えば限度額3000万円だったものが2010年度は300万円になる、ということだ。県内企業育成の姿勢が強まった政策といえるが、県が誘致した大企業にとっては熊本県に事業所を設置したメリットがひとつ減ることになる。

なお企業向け太陽光発電設置補助金については、2009年度はさらに次の条件があった。

県から補助を受けた事業所等は、太陽光発電システム設置完了後に、「くまもとソーラーパーク」に認定するとともに、太陽光発電の普及啓発活動にも継続的に協力していただくことを要件とします。
※「くまもとソーラーパーク」・・・10kw 以上の太陽光発電システムを導入し、かつ一般からの見学受け入れなど、普及啓発を行っている事業所等を認定。現在26 事業所。

この補助金を受けるには「一般からの見学受け入れなど、普及啓発」を行わなければならないようで、企業にとっては難しいかもしれない。

条件は付けずに補助金を出せば太陽光発電の設置は進むのに、と思う。


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