東京湾の人工島の第二海堡の灯台に灯台設置では日本最大の太陽光発電を設置

東京湾の灯台に太陽光発電を設置

2011年04月29日(金)

今日は東京湾の灯台の話題。神奈川新聞のカナロコサイトの4月26日記事「第二海堡に灯台用で国内最大の太陽光発電装置が整備、第3管区海上保安本部が現地を公開」から一部を引用する。

東京湾の人工島「第二海堡(かいほ)」(千葉県富津市)に灯台用の太陽光発電装置が整備され、第3管区海上保安本部が25日、現地を報道陣に公開した。出力は、4軒の一般家庭が日常生活で消費する電力を賄える約5万ワットで、灯台用としては日本最大という。

島西側に設置された太陽光パネル(1・2メートル×1・9メートル)は計192枚。蓄電池も144個を配置し、灯台や無線設備、気象観測装置に電力を供給する。総事業費は約5・4億円。

従来は、軽油を燃料とする発電機3台で電力を賄っていたが、21日から太陽光発電に切り替えた。年間18キロリットルに及ぶ軽油の運搬が不要になるほか、メンテナンスも軽減される。

第二海堡の設備の出力は、これまでで最大だった草垣島灯台(鹿児島県)の約6・5倍の規模。...

浦賀水道上にある第二海堡は、神奈川県と千葉県のほぼ中間に位置する無人島。砲台設置を目的に、明治後期に造られた。島全体が国有地で、一般人の立ち入りは制限されている。灯台は1920年に建設され、現在に至るまで船舶の重要な指標となっている。(C)神奈川新聞

このブログでも数回書いたが、灯台に太陽光発電設備の設置は国の方針のようで着々とその灯台が増えている。さて、東京湾の浦賀水道にある人工島の第二海堡の灯台に、灯台用としては日本最大の太陽光発電装置が設置された。画像のとおり、太陽光パネルが60度程度の傾斜を持って3段2列に設置され、その奥に灯台がある。

その太陽光パネルのサイズは、1.2m×1.9mとのことなので、面積は2.28平方メートルとなる。これは通常の太陽光パネルよりは大きい。この太陽光パネルを192枚設置した、とのことだ。出力を試算してみよう。通常のシリコン結晶型の太陽光パネルは面積が1.5平方メートル程度で出力が0.2キロワット程度だ。この灯台に設置された太陽光パネルはサイズが大きいので出力を1枚0.3キロワットと仮定すると、枚数は192枚なので、合計出力は約57.6キロワットとなる。引用記事では出力約5万ワット、つまり50キロワットとある。試算結果と比べて実際の出力が少し低いのは、太陽光パネルがシリコン結晶型ではない、薄膜の安価なタイプを使用しているのでは、と思われる。

なお灯台なので、蓄電池は必須である。どのようなタイプの蓄電池かは引用記事では不明だが、144個も設置したそうだ。総工費は約5億4千万円と、結構大きな金額だ。

この灯台の太陽光発電設備が完成するまでは、今までは鹿児島県の草垣島灯台の太陽光発電が最大規模だったが、今回のこの灯台はその6.5倍の規模、とのことだ。

この灯台の完成で、年間18キロリットルの軽油が不要になった。この量はドラム缶90本分に相当する。その分の二酸化炭素排出のみならず。島まで軽油を運ぶ手間も省けることになる。

この第二海堡は、そもそも明治時代に作られた砲台用の人工島で国有地。一般人の立ち入りは禁止されている、とのことだ。一度見学したいものだ。


QLOOK ANALYTICS