徳島の太陽光発電と充電装置の「多機能防災システム」

太陽光発電と充電装置の「多機能防災システム」

2011年06月06日(月)

今日は徳島の話題。朝日新聞サイトの5月25日記事「電源に早変わり 災害時に本領」から。

普段は夜間照明、災害時には非常用電源――。そんな設備が、あすたむらんど徳島(板野町)、南部防災館(海陽町)、工業技術センター(徳島市雑賀町)の県立3施設に1基ずつ、設置されている。

◆情報表示も/製品化が目標

(徳島)県が三洋電機や徳島大学などと協力して開発を進めている「多機能防災システム」の試作品で、3月に置かれた。この設備は1基につき最大出力63ワットの太陽電池パネル1枚を備え、太陽光発電した電力をリチウムイオン電池に蓄える。昼間はこの電力を使う一方、夜間は商用電源で充電し、LED(発光ダイオード)照明1台、LEDディスプレー1台を発光させる仕組みだ。普段は夜間照明やイベントでの簡易電源に活用し、施設の案内やイベント情報を表示している。

効果を発揮するのが災害などによる停電時で、災害情報を表示したり、携帯電話や充電池を充電する非常用の電源になったりする。あすたむらんど徳島と南部防災館に置かれた設備にはプラグインハイブリッド車の充電用コンセントも備えている。

県新産業戦略課によると、今後、各設備の電力使用量などの検証を行い、製品化を目指すという。課題は費用面で、設置費は3カ所で計約1900万円。用途に合わせて必要のないパーツを外すなどし、経費を抑える工夫が必要という。

同課の田尾幹司課長は「東日本大震災では電力やガソリンが不足し、身動きの取れない被災者が多くいた。災害時の弱点を補うことができるこのシステムを製品化し、全国に広がるように取り組みたい」と話している。(C)朝日新聞

徳島県が三洋電機、徳島大と共同で開発している「多機能防災システム」の主な機能は次のとおりだ。
・日中は太陽光発電によりリチウムイオン電池に充電。
・通常の夜間に商用電源から充電、またLED照明。
・非常時は携帯電話などの充電用。プラグインハイブリッド車の充電用コンセントも使用可。

太陽光パネルは出力63ワットとのことだ。三洋電機に協力してもらっているそうなので、これはHIT太陽電池だろう。大きさは、通常の太陽光パネルの1/4程度と予想する。もしHIT太陽電池ではなく多結晶型なら、通常のサイズの1/3程度だろう。

この装置を県の施設3箇所に設置した。設置費は3箇所で約1900万円。ということは、1箇所約633万円。う~~ん、これは少々高いかもしれない。ただ、これは製品化以前の装置なので、高価なのは当然か。ちょっと驚くのは、引用記事最後に、徳島県がこの装置を製品化して全国販売を計画しているように読めることだ。もしそうなら、かなりコストを抑えないと売れないだろう。このような製品は、リチウムイオン充電機がもっと安くなってから開発したようが良いように思う。


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