太陽光で動くぬいぐるみのトラは野生ザルを追い払えるか

太陽光で動くぬいぐるみのトラ

2010年04月16日(金)

今日ご紹介するのは太陽光発電を利用したアイデアでは最もユニークな代物か。読売新聞サイト愛知版の4月16日記事「ぬいぐるみトラでサル撃退 農作物被害続く岡崎・大幡町」から一部を引用する。

前脚動き、「ガォーッ」とほえ、青い眼光鋭く

農作物を食い荒らす野生ザルの被害が続いている岡崎市大幡町で15日、動くぬいぐるみのトラがサルを威嚇する装置が設置された。...

装置は高さ約2メートル。風力と太陽光発電で全長約1メートルのぬいぐるみのトラが前脚を動かすほか、「ガォーッ」とほえ、目から青い光を放ってサルを脅す仕掛け。

同市東部の山間部にある大幡町では、3年ほど前からサルが増え、今では100頭以上の群れが米やダイコン、ニンジンなどを食い荒らしている。農作物に網をかぶせるなどして防いでいるが、被害は後を絶たない。同市内では昨年度、推定約2000万円のサルの被害があり、同町周辺では約90万円に達したという。

地元の人が2年前、トラのぬいぐるみを畑に置くだけで効果があった、という記述をインターネットで見つけ、試してみた。1年目はサルの姿を見かけなくなったが、動かないトラにサルが気付いたのか、姿を見せ始めたという。

このため、町総代の本多勝佳さん(66)が地元に工場のある自動車部品メーカーのアイシン・エィ・ダブリュに相談を持ちかけ、安城市にある同社ものづくりセンターの池田重晴センター長らが、からくり人形の技術を応用し、アルミの廃材などを使って装置を作った。材料費などはアイシン側が負担した。
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愛知県岡崎市の話題だ。太陽光発電と風力発電で動くぬいぐるみのトラという、前代未聞の話題。このトラのぬいぐるみの画像を見ると、上に小さな太陽光パネルがあるのがわかる。大きさは30cm四方程度だから、出力は10~20ワット程度か。風力発電装置も付いているはずだが、この画像にはそれらしいものは無い。一番下の段に、水平の水車のような装置があるので、それが風力発電装置だろうか。

このトラ、野生ザルを追い払うためのものだ。トラの全長は1メートルで、この電力で前脚を動かし、また吼え、目から青い光を放つ、という機能だ。まあ子供だましだが野生ザルには効果があるようだ。

このトラはアイシンの系列会社がからくり人形の技術を応用して作った、とのこと。材料はアルミの廃材で、費用は会社が負担したそうだ。まあ材料費よりは人件費の方が高かったろうが、おそらく担当技術者は楽しみならがトラを作ったことだろう。


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